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インスタンスをアップグレード

アップグレード

ActiveServerのアップグレードは、as.jarを新しいバージョンに置き換えるだけのシンプルなプロセスです。

既存のActiveServerインスタンスを最新バージョンにアップグレードするには:

  1. ActiveServerインスタンスノードを停止します。

  2. ActiveServerディレクトリを開き、ロールバックが必要な場合は、古いas.jarファイルをバックアップ(単純にコピーするか、アーカイブで保存)します。

  3. ActiveServerデータベースをバックアップします(バックアップ・プロセスとデータベース固有の要件については、データベースのドキュメントを参照してください)。

  4. 新しいActiveServerパッケージをダウンロードし、一時ディレクトリに展開し、as.jarファイルをActiveServerディレクトリにコピーします。

  5. ActiveServerインスタンスノードを起動します。ActiveServerは、起動中、必要に応じてデータベースを自動的にアップグレードします。アップグレードプロセスが完了します。

クラスタリング環境でのアップグレード

複数のActiveServerノードが同じデータベースで展開されているクラスタリング環境では、データベースのアップグレードプロセスは次のようになります。 一度に1つのノードのみがデータベースを移行できるように自動的に処理されます。 クラスタ内の残りのノードの起動プロセスは、最初のノードによってデータベースの移行が完了するまでブロックされます。

V1.3.3以降へのアップグレード

v1.3.3から、ActiveServerDSプロファイルをサポートします。これにより、単一のインスタンスが国際ブランドの本番環境ディレクトリサーバーとGPayments TestLabsディレクトリサーバーの両方に接続できます。ただし、ActiveServerをv1.3.3以降にアップグレードするときに確認していただく必要がある2つの重要な更新があります。

  • 3DSリクエスターからのAPIリクエストにtrans-type=prodに追加する。
  • GPayments TestLabsがアクセスする追加のポートを構成する。

ActiveServerをv1.3.3にアップグレードすると、デフォルトで、すべての認証APIリクエストがテスト目的の為のGPayments TestLabsディレクトリサーバーに送信されます。本番環境に移行するときに、APIリクエストを国際ブランドのディレクトリサーバーに送信するには、trans-typeクエリパラメータをAPI URLに追加する必要があります。

認証リクエストを国際ブランドの本番ディレクトリサーバーに送信する場合、このパラメーターは InitAuthAuthEnrolプロセスに必要です。このパラメーターを指定しなかった場合は、認証リクエストはGPayments TestLabsに送信されます。

例:InitAuthhttps//api.testlab.3dsecure.cloud/api/v2/auth/brw/init?trans-type=prodで呼び出されます。

3DSリクエスターをまずはアップデートしてください

重要すでに本番環境に移行している場合は、アップグレードプロセスをスムーズに進めるために、アップグレードの前に既存の3DSリクエスターコードに trans-type=prodパラメーターをアップグレード前に追加してください。これにより、アップグレードが行われるとすぐに、既存のすべての実装が、既に構成されている本番DSにAPIリクエストを送信するようになります。

v1.3.3にアップグレードする前に3DSリクエスターに「trans-type=prod」を追加しな買った場合、アップグレード後にすべてのリクエストがTestLabs Directory Serverに送信されます。     

現在TestLabsのみを利用している場合、APIリクエストはアップグレード後もTestLabsに送信され続けるため、この手順は必要ありません。

GPayments TestLabsの構成方法

TestLabsへの継続的なアクセスが必要な場合は、TestLabs DS通信用に追加のポートを開く必要があります。これにより、稼働中の国際ブランドのDirectory Serverを使用するのと並行してTestLabsでテストできます。追加のポートは、GPayments TestLabs Directory Serverから外部からアクセスできる必要があります。設定は application-prod.propertiesに追加する必要があります。以下にプロパティの例を示します:

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## GPayments TestLabsのDSポート構成
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## GPayments TestLabsディレクトリサーバーからの接続に使用されるDSポート
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## Visa TestLabs
as.testlab.visa.port=9800
## DS HTTPSリスニングポートを無効にするには、falseに設定します
# as.testlab.visa.enabled=false

## Mastercard TestLabs
as.testlab.mastercard.port=9801
## DS HTTPSリスニングポートを無効にするには、falseに設定します
# as.testlab.jcb.enabled=false

## American Express TestLabs
as.testlab.amex.port=9802
## DS HTTPSリスニングポートを無効にするには、falseに設定します
# as.testlab.amex.enabled=false

## Discover TestLabs
as.testlab.discover.port=9803
## DS HTTPSリスニングポートを無効にするには、falseに設定します
# as.testlab.discover.enabled=false

## JCB TestLabs
as.testlab.jcb.port=9804
## DS HTTPSリスニングポートを無効にするには、falseに設定します
# as.testlab.jcb.enabled=false

application-prod.propertiesの設定の詳細については、クイックスタートガイドを参照してください。

注釈

v1.3.3にアップグレード後、GPayments TestLabsに関連するすべてのDS設定と証明書を安全に削除できます。または、国際ブランドによって提供される証明書を置き換えるときに、この手順を徐々に完了することもできます。

ロールバック

前のバージョンのActiveServerロールバックする必要がある場合:

  1. ActiveServerインスタンスノードを停止します。

  2. ActiveServerディレクトリを開き、必要に応じて、古いas.jarファイルをバックアップ(単純にコピーするか、アーカイブで保存)します。

  3. ActiveServerディレクトリに以前のas.jarをリストアします。

  4. 以前バックアップしたActiveServerデータベースをリストアします。

  5. ActiveServerを起動します。