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アーカイビング(記録保管)

アーカイビングユーティリティーは、不要となった取引情報を除去またはアーカイブ(記録保管)することにより ActiveServer 内部での取引情報管理を円滑にすることを目的に設計されております。

構成及び保存期間

保存期間はアーカイビングによる影響を受けず、重要なデータが傷つけられないことを保証します。この保存期間(システムデプロイから保存日まで)に含まれない取引情報がアーカイビングまたは削除の対象となります。この処理に馴染みつつ徐々に保存期間を延ばしていただくことで、取引を安全に保つことができます。一度に最大で 30 タスク(日数)を作成可能です。

タスクの状態 - SUSPENDED

タスクのステータスが SUSPENDED (一時停止している)と表示されている場合、これはデータベースの問題または PATH ディレクトリーのストレージに空きがない可能性を示しています。タスクが処理を再開すると、 SUSPENDED タスクが先行し最初に処理されます。

重要

インスタンスの更新や再起動を実行する際には、アーカイビングの無効化が必須であることをお忘れなく。ステータスが Running: False と表示されている場合(システムが活発に処理していない場合)にのみインスタンスの再起動が必要です。これによりスムーズで安全な処理が保証されます。

統計

  • Mode - 指定されたデータに対し実行される処理を示します。 Archive または Delete only のいずれかのみとなります。
  • Path - データを保存する場所です。
  • Disk Space - 利用可能なストレージ容量です。
  • Current Processing Date - 現在処理されている特定の日付を指します。処理中のものがない場合には次に処理される日付となります。
  • UptoDate - データベース内の最後のタスクの日付です。
  • Total Processed - 削除並びにアーカイブ(記録保管)、またはそのいずれかが行われた取引の総数です。
  • Running - タスクが実行されているかどうかを示す正否の値、または、アーカイビングが有効化された時期及びアーカイビング期間内での現在時刻です。
  • Progress - 完成状態を表す視覚的な表現です。

アーカイビングタスクの一覧

  • Date - アーカイビングタスクの日付です。
  • Processed - その日に処理された取引の総数です。
  • Type - Mode を指します。
  • Status - タスクの現在の状態です。
    • COMPLETED - タスク終了
    • ONGOING - タスク処理中
    • SUSPENDED - タスク中断
  • Duration (seconds) - タスク完了のために使われた時間(秒数)です。
  • Retry - 再試行の回数を示します。

設定

アーカイビングの設定

  • Enable Archiving - これはシステムのアーカイビング処理を有効または無効にするスイッチです。
  • Mode - Archive モードは Target path へデータをコピーした後、システムからデータを削除します。 Delete only モードはバックアップを作成せずにシステムからデータを削除します。
  • Target path - データが保存されるディレクトリーの場所です。読み書き両方の許可が与えられていることをお確かめ下さい。Archive モードにて必要です。
  • Retention Period - この値よりも古い取引はアーカイブ(記録保管)または削除されます。この値は日数で、0 には設定できません(最小設定可能値は 1 です)。
  • Chunk size - 一度に処理可能なデータ量を表します。この値が高いほどアーカイビングまたは削除の処理が速いことを意味する一方、メモリ消費量も大きくなります。100 以上かつ 10000 以下である必要があります。 既定値: 1000
  • Start - アーカイビング処理が開始可能な日時です。
  • End - アーカイビング処理が終了すべき日時です。継続的なアーカイビング処理を行うには、Start の時刻を 00:00、End の時刻を 23:59 とご設定下さい。あるいは、一日の取引活動が最も少ない時間帯(1:00 から 4:00 等)にアーカイビング処理が毎日行われるよう時間設定をしていただくこともできます。